沖縄では、一昔前の木造住宅は建物寿命をはじめ台風やシロアリ問題などから、敬遠する人も少なくありません。しかし、近年の木造住宅は一昔前では考えられないほどの強度を持ち、台風にも耐えられる設計になっています。

そこで、この記事では木造住宅とRC造は何が違うのか、木造住宅に焦点をあててそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

木造住宅とRC造(鉄筋コンクリート造)の違い

マイホームを建築する際、建物の構造として木造住宅とRC造(鉄筋コンクリート造)の違いについて悩まれる方もいるでしょう。

沖縄でも主流の木造住宅とRC造は何が違うのか、それぞれの特徴についてご紹介します。

木造住宅とは

木造住宅とは、建物の基幹部分に木材を使用して建築している物件です。日本では馴染み深いもので、戦前から存在する中古物件も多くが木造住宅となっています。

一般的に、木造住宅の強度は30年ほどとされていますが、国内で歴史のある建物は多くが木造であり、適切な手入れやメンテナンスを行うことで長持ちさせることが可能です。

RC造(鉄筋コンクリート造)とは

RC造はコンクリートの中に鉄筋を入れて作られた物件です。RCは「Reinforced Concrete(補強済みコンクリート)」を指します。沖縄ではよく見られる物件で、鉄筋が錆びにくい・コンクリートで頑丈といったメリットがあります。

一方で、熱伝導率が高いため、夏場は暑く、冬は寒いなど冷暖房の効きが悪くなってしまう点がデメリットでもあります。

木造住宅のメリット

「木造住宅よりもRC造住宅の方が住みやすい!」と考えてしまう方もいますが、厳密にはそれぞれメリット・デメリットが異なります。場合によっては木造住宅の良さを活かして、RC造住宅よりも住みやすい環境を構築することが可能です。

木造住宅のメリットをご紹介します。

「暑い」「寒い」が軽減できる

木造住宅の原料でもある木は、熱の伝導率がコンクリートの約15分の1、鉄の約450分の1とされています。言い換えれば、熱を伝えにくいため、外からの熱波を遮断して涼しい屋内を実現しやすい点がメリットです。

断熱性が高いため、エアコンなどを使わずとも室内を快適な温度に調整しやすくなっています。

高い調湿性能がある

木材は調湿効果があり、湿度の高いときは湿気を吸ってくれるため蒸し暑さを軽減できます。また、冬などの乾燥時には水分を放出してくれます。言い換えれば、調湿性能によって季節が変わってもある程度快適に過ごしやすい湿度環境を保ってくれる点がメリットです。

湿度環境を適切に保つと、ダニ・カビの大量発生を防ぎやすくなります。先述した断熱性能も相まって、沖縄の夏でもエアコンのクーラーを控えめに設定し、快適な生活を送りやすいでしょう。

建築コストが安い

新築物件で木造住宅とRC造住宅を作る場合、木造住宅のほうが建築コストを抑えられる傾向にあります。さらに、工期も短いため、鉄骨住宅を作るよりも手頃なコストで理想の物件を作りやすいです。

木造住宅のデメリット

木造住宅にはさまざまなメリットがある一方で、RC造住宅などに比べるとデメリットがあるのも事実です。木造住宅のデメリットをご紹介します。

材質や職人の腕に影響される

RC類と比べて、木造住宅に用いられる材木は常に一定の品質を保つわけではありません。素材に応じて特色が異なり、品質にもばらつきが生じます。さらに、職人の腕次第でクオリティが変わってしまうことも。

とはいえ、一昔前と比べて技術力が大幅に向上しており、材料の仕上がりも工場プレカットで均一化されつつあります。高い技術を持った職人と巡り合えば、高いクオリティの木造住宅に住むことが可能です。

柱や壁を多めに作る必要がある

RC造住宅とは違って、木造住宅は耐震性を確保するために柱や壁を多めに採用する必要があります。その結果大きな吹き抜けフロアなどを作りにくくなっており、理想的な間取りを実現できない可能性があります。

しかし、物件や工夫次第で木造住宅でも理想的な間取りを実施できるため、詳しい間取り等は担当の施工者に相談してみるのもポイントです。一昔前に比べると法的な基準が大幅に引き上げられているため、どのような木造住宅でも一定の耐震性を持っています。

台風の多い沖縄でも木造住宅は十分に活躍できる

木造住宅とRC造(鉄筋コンクリート造)はそれぞれ良いポイントが異なるため、一概にどちらが良いとは言えません。たとえば、「コストを抑えたい」「調湿・断熱で快適に過ごしたい」といった希望をお持ちでしたら木造住宅は十分選択肢にあがります。

近年では木造住宅を作る技術力が向上しており、台風や地震でも影響を受けにくいメリットがあります。実際に築年数100年を超える木造住宅は日本の各地に存在しています。定期的なメンテナンスを行えば長期間住める理想のマイホームを建築することが可能です。

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