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中古物件のリフォーム費用はいくら？コストを抑える2つのコツ

家庭を持つと「マイホームがほしい」と考える人が増えます。とはいえ、理想のマイホームを新築で購入すると予算がオーバーしてしまうと頭を悩ませる方も。しかも、近年の沖縄における建築単価の上昇を考えると、新築でのマイホームはなかなか決断が難しいのかもしれません。

そのときは、中古物件を購入してリフォームしてみるのもおすすめです。

この記事では、中古物件のリフォーム費用について、築年数別に考えられる修繕箇所や掛かるコストをご紹介します。リフォームの費用を抑えるためのコツについても解説しますので、あわせてご参考ください。

中古物件のリフォームに掛かる費用目安

中古物件のリフォームに掛かる費用とはいっても、実際には物件の状態によって大きく異なります。また、望んでいるリフォームの規模に応じてコストが変わります。

たとえば、旧設備を取り払って新設する程度ならリフォーム費用はそこまでかかりません。一方で、間取りをはじめお部屋全体の改修を行うと数百万以上のリフォーム費用が必要です。

ここでは、築年数ごとに考えられる物件の劣化具合を参考に、中古物件のリフォームに掛かる費用目安をご紹介します。

築年数5年

築年数5年の中古物件は、設備をはじめあまり劣化していません。そのため、リフォームに掛かる費用を大きく抑えることが可能です。考えられる修繕箇所としてはクロスの汚れや畳の傷ですが、築年数5年の中古物件は新築物件とあまり変わらず、購入費自体が高くなるなど総費用はあまり変わらないでしょう。

実際に住む場合は、ハウスクリーニング程度の費用が必要になります。一般的なハウスクリーニングの相場は3万円～10万円ほどです。

築年数10年

築年数10年の中古物件をリフォームする費用は、クロス張替えなどで50万円前後のコストが掛かります。10年も経過した中古物件は全体的に劣化するため、傷や汚れが目につくようになります。

そのような場所も含め、塗装の修繕を考える場合は総額100万円ほどのリフォーム費用が必要です。

築年数15年

築年数15年の中古物件をリフォームする費用は、クロス等はもちろん、水回り設備の更新で300万～500万円前後のコストが掛かります。基本的に給湯器の寿命は15年ほどとされており、ほかの水まわり設備も更新が求められます。

バスやキッチン、トイレなど水回りの設備を確認し、使い勝手の良い環境へ改築する場合はよりコストが掛かる点に注意しましょう。以前の住人が残した設備はどうしても使用感が残ってしまうため、気になる方の多くは大規模なリフォームを行っています。

築年数20年

築年数20年の中古物件をリフォームする費用は、物件の状態に大きく左右されるため明言できません。しかし、20年も経過すると外壁や屋根などさまざまな部分が傷んでいるため、リフォーム費用も高額です。

一方で、中古物件としての価格はとても安くなり、土地の広さなど同条件の新築に比べると3～5割ほどコストを抑えられます。購入費用を抑えられるため、リフォームへの予算を回しやすい点はメリットの1つです。

築年数25年

築年数25年の中古物件は、多くの部分でリフォームが必要な箇所が増えます。全体的に傷んでいる箇所が多く、フローリングなどのリフォーム費用も高額になります。フローリングの張り替えは12畳で20万円程度のコストが必要です。全体になると、100万円以上のコストが掛かってしまうでしょう。

長らく放置されていた物件は水回りや外壁などさまざまな部分の劣化が著しいため、全体的なリフォーム費用が高額になりやすいです。購入前に、綿密なリフォーム計画を組み立てておくことをおすすめします。

中古物件のリフォーム費用は、理想が高くなればなるほどどうしても高額になりがちです。そこで、リフォームコストを抑えるコツとして、2つのポイントをご紹介します。

設備を真新しくしすぎない

築年数が15年を過ぎると水回りの設備をはじめ、いろいろな箇所の更新が必要になります。その際、真新しい設備ばかりを導入すると、どうしてもリフォームのコストが高くなってしまいがちです。

「想定よりも大幅にリフォーム費用が高い！」となった場合は、設備のクオリティを高く要求しすぎているのかもしれません。

たとえば、近年ではシステムキッチンが主流になりつつありますが、材質1つでも種類や価格が大きく異なります。あえてステンレス製のワークトップを選べば、設備のコストを抑えられるでしょう。

設備の使用感を確かめつつ費用と相談するとリフォームコストを抑えやすいため、ショールームなどにいって実際の設備を体感してみることをおすすめします。

間取りはシンプルにする

中古物件のリフォームは、間取りの変更も選択肢の1つにあがります。しかし、間取りごと変更するようなリノベーションは掛かるコストが高額になりがちで、どうしてもリフォーム費用が膨らんでしまうことも。

そのため、間取りはシンプルなデザインにしてみるのもポイントです。仕切りやドアなどの建具に掛かるコストをカットしつつ、工事費用も抑えられます。

中古物件のリフォーム費用は建物の状態によって大きく変わります。設備類のメンテナンスが行き届いていなければ、たとえ築浅の物件だとしてもリフォーム費用が高く付く場合もあるのです。

そのため、中古物件を購入する場合はどのような場所をどういう風にリフォームするのか、事前にリフォーム計画を立ててみることをおすすめします。どこまでリフォームを行うのか決めることで、掛かる費用やコストを算出しやすくなります。

その場合はリフォーム会社や弊社へぜひご相談ください。中古物件の状況を踏まえ、リフォームに関する情報の提供やリフォーム会社の紹介などを行わせていただきます。